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第五回放送までの本編SS 【未明】 NO. タイトル 作者 登場人物 184 さようなら、ロンリー仮面ライダー(前編)さようなら、ロンリー仮面ライダー(後編) ◆gry038wOvE 涼村暁、石堀光彦、桃園ラブ、涼邑零、結城丈二、ゴ・ガドル・バ、ン・ガミオ・ゼダ、ラ・バルバ・デ、ラ・ドルド・グ 185 外道合戦 血祭ドウコク、筋殻アクマロ、外道シンケンレッド 186 Tusk of Darkness レイジングハート・エクセリオン、暗黒騎士キバの鎧 188 大いなる眠り(前編)大いなる眠り(後編) 孤門一輝、蒼乃美希、沖一也、高町ヴィヴィオ、左翔太郎、フィリップ、佐倉杏子、花咲つぼみ、響良牙、冴島鋼牙 189 究極 ゴ・ガドル・バ、ン・ガミオ・ゼダ、ラ・バルバ・デ、ラ・ドルド・グ 190 みんなの言葉! 思い出は未来のなかに!! ◆LuuKRM2PEg 涼村暁、石堀光彦、桃園ラブ、涼邑零 【黎明】 NO. タイトル 作者 登場人物 187 愛しのジュリエット ◆gry038wOvE 天道あかね 191 黎明の襲撃者(小雨 2 00~2 10)黎明の襲撃者(雨 2 10~2 20)黎明の襲撃者(雷雨 2 20~2 30)黎明の襲撃者(風雨 2 30~)黎明の襲撃者(曇心 2 30~) 孤門一輝、蒼乃美希、沖一也、高町ヴィヴィオ、左翔太郎、フィリップ、佐倉杏子、花咲つぼみ、響良牙、冴島鋼牙、桃園ラブ、涼村暁、石堀光彦、涼邑零、ゴ・ガドル・バ、レイジングハート・エクセリオン、暗黒騎士キバの鎧 【早朝】 NO. タイトル 作者 登場人物 192 あなたが遺してくれたもの ◆LuuKRM2PEg 天道あかね 193 三番目のN/ああ鳴海探偵事務所三番目のN/孤門、目覚める ◆gry038wOvE 孤門一輝、蒼乃美希、沖一也、高町ヴィヴィオ、左翔太郎、佐倉杏子、花咲つぼみ、響良牙、桃園ラブ、涼村暁、石堀光彦、涼邑零、レイジングハート・エクセリオン 194 HOLDING OUT FOR A HERO!! - I need a hero -HOLDING OUT FOR A HERO!! - You need a hero - 孤門一輝、蒼乃美希、沖一也、高町ヴィヴィオ、左翔太郎、佐倉杏子、花咲つぼみ、響良牙、桃園ラブ、涼村暁、石堀光彦、涼邑零、レイジングハート・エクセリオン、血祭ドウコク、外道シンケンレッド、ゴハット 【第五回放送】 NO. タイトル 作者 登場人物 195 第五回放送Z ◆gry038wOvE 脂目マンプク、カイザーベリアル 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで ゲーム終了まで
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「ちくしょう、次があったらまた来てやるぞこんにゃろー!」 ‐ある来場者(27歳・男性)の叫び‐ さて、農業博覧会だ。 たまの休みに家族サービスのひとつもしないでいると、カミさん(2●歳)から「それって父親としてどうなの」いう視線がやんわりと突き刺さってくるので、こんなところに来ていたりする。 さすがにNW中から出展者参加者を募っただけあって、広い会場のあちこちから賑やかな声と水が焼ける音、甘芳しい香りにスパイスの効いた食欲をそそる香りやらが溢れかえっている。 そんな中、最近「お母さんに似てきたわね」とご近所に評判の娘(7歳)は、先ほど平らげたマンゴープリンで口の周りをベタベタにしながら、地鶏の串焼きを両手に装備してご満悦な様子だ。 なるほど、確かに似てきているかもしれない……いてえ、脛を蹴るな!脛を!てか俺の心を読まないでください! ‐ 一方俺はカミさんの買い物の品を次から次へと抱え込まされているので絶賛空腹中だ。 くそ、さっきから顔の横に挟んだ箱がガサガサ動いてる気がするんだが、まさか生きてるんじゃねえだろうなこの海産物め。 背中に背負った籠には、もう何が何やらと言う状態で野菜と果物がぎっちり詰め込まれていやがる。 いくら美容効果もあると言っても、食べた分は動かないと体重はふえイデデデ耳を引っ張るな引っ張らないでくださいあだだだだ! ‐ 周りに目を向けて見ると家族連れやカップルから、友人同士の集まりらしい集団がいくつも見える。 最近はどうにもお祭りごとを楽しむ気分にはならなかったが、やはり来てみると自然と気分が上向くようだ。 家に帰れない日の分もあるし、今日位は振り回されるのもいいかもしれないな。 いつも振り回されてるんじゃないのかとは言わないでくれ、ちょっと泣きたくなるから。 ‐ さて、ところで先ほど言ったように俺の両手は荷物で塞がっていて自分では物を食えない。 その窮状を訴えたところ、カミさんが「じゃあ私が食べさせてあげます」と言ってフルーツの盛り合わせ(カクテル風)から一つを摘み上げて俺の口元に持ってきた。 オーケイ、状況を整理しよう。 ここは品評会?会場人ごみど真ん中、そんな中を歩きながらいわゆる「はい、あ~ん(しかも指で)」をしてくださると仰られるのですこのお方は。 付き合い始めた頃にやってみて以来、恥ずかしいですから、と言って普段家でもしてくれないくせに何で今だよ! ちくしょう、ああ食うさ食うとも!腹減ってんだ!カミさん愛してるんだ! なんで拍手してやがるギャラリーども!そして煽らないでくれ娘(7歳)ええええ!!!! そしてそんなこんなあって、俺の我ながらよく分らない捨て台詞を残し、我が一家は家路に着いたのであった。
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生徒会SS 生徒会SSあっちん・T・アキカン あんかけ 死怒美洒巣 スカラ・カーン 猪狩信吾1 猪狩信吾2 あっちん・T・アキカン 希望崎学園の校舎から少し離れたところにある小屋。 そこに向かってピョコピョコ駆けていく者(物?)がいる。 それは扉の前まで到着すると、必死でジャンプする。 体長約20cm。それでも取っ手に届くのだからたいしたもんだ。 だが、それが限界だった。 ぶら下がりながら足をばたつかせる。 “コンコンコン・・。” 「ん?あぁ、ヤツが来たみたいだな。おい、開けてやれ。」 “ぎぃ~っ” 「よう、よく来たな。今日はどんな指令を預かってきたんだ?」 「ち、違うメカ。今日は個人的に来ただけメカよ。」 「はぁ?何しに?」 「何しにって・・。明日はついに決戦メカよ~!!」 「おいおい、まさか参加するつもりかよ。」 「あんたは役立たずなんだから、お家に帰りな!!」 「そ、そんな冷たいこと言わないで欲しいメカ・・。あたちも仲間メカよ。」 「仲間じゃねぇよ!!」 「お前はただの“あの御方”からの使いだろ?せっせと伝言だけ預かってくればいいんだよ。」 「で、でもこの日のためにパワーアップしてきたメカよ。腕立てと腹筋も毎日忘れずにやってるメカ・・。」 「へ~、どうパワーアップしたって?」 「おい、もう、こんなのに構うなよ。作戦会議しよ~ぜ。時間の無駄だ。」 「いいから聞くだけ聞いてみようぜ。きっとおもしれ~から。」 「よくぞ聞いてくれたメカ。まずは王者の剣メカ!!」 「そして、これが光の鎧と勇者の盾メカ!!伝説の勇者が装備していたものメカよ。ゾーマだって倒せるメカ。」 「え・・・?プッ・・。マジで言ってるの?ぎゃははは・・・!!!」 「腹痛ぇ~よ!!」 「ちょっ!!おまっww これ、折り紙じゃん。」 「ちょっと貸してみ? ほら紙飛行機になったぜ。」 「お!俺にも貸してくれよぉ。」 「あ・・、投げちゃ駄目メカよ~。一生懸命折ったメカ。あたちの大切な武器メカ~。」 ・・・・・。 「あ~ぁ、破れちまった。ほら、返してやるよ。ビリビリになったけど」 「うん、それと戦力外だから。さっさと帰ってくんないかな?迷惑なんだけど。」 「あ・・あぁ・・グスン・・。あ・・あたちも皆の力になりたかったメカ。一緒に番長Gを倒したかった・・大切な仲間になりたかった・・・メカ・・よ。」 「あ・・明日の決戦・・がんばって下さい・・メカ。・・・・陰ながら、応援・・しているメカ。」 トボトボとゆっくり外へ向かう。涙すら出てこない自分の体の構造を呪いながら・・。 「ふ~、あぶねえ。あんなのが参加してたら番長Gに舐められちまうよ。」 「あれ?あいつの後ろに何かくっついてないか?手紙みたいの。」 「あ、本当だ。」 “ピリッ” 「ん、どれどれ? おぉ、あの御方からのメッセージじゃんかよ。」 『新生徒会諸君!! 私は貴殿らを誇りに思う。私が援助を申し出てから、約一年。貴殿らの努力結果、憎き番長Gと対抗できうる組織を作り上げてくれた。明日の最終決戦に私が参加できないのが非情に残念だ。その代わりと言ってはなんだが、一つ兵器をプレゼントさせて欲しい。明日の決戦に非常に役に立つものだ。この手紙を貼り付けておいたアキカンの中にそれを入れておいた。おっと、今開けてはいけないぞ。裏に取り扱い説明を付けておいたから、良く読んでおいてくれ。 それでは貴殿らの勝利を祈っている。 Kより』 「お、おい・・。ちょっと待て!!」 「やっぱり、アキカンちゃんの力が必要かなぁ~って思ったりして。えへへ」 「え?ほ、本当メカ~!!」 「う、うん・・。お前がいないと勝てないかなぁって。な、なぁ、そう思うだろ?」 「え?お・・おう。俺は最初からアキカンの力が必要だと、うん、思ってたぜ!!」 「さっき、折り紙壊しちゃって・・その、ごめんなさい。」 「あ、気にしてないメカよ!!それより仲間と認められた方が嬉しいメカ!!明日はこの破れた紙飛行機で戦うメカ。友情の証メカ!!」 「そ、そっか。・・じゃあ、俺らは作戦を詰めるから、アキカンはもう帰って休んどきな。明日に備えとくんだぞ。」 「はいメカ!!今とっても幸せメカ。こんなに優しくされたの生まれて初めてメカよ。」 「明日は番長Gをメッカメカにするメカよ~!!!」 「お、おうよ。じゃ、明日な。転んで体に穴を開けたりすんなよ~。」 「もちろんメカ!バイバイメカ~。」 「ふ~、帰ったか・・・。」 「しかし、コタ・・いや、“あの御方”もとんでもないものをくれたなぁ。」 「あぁ、だが、使い方次第で強力な武器になることは間違いないな。くくく・・。」 「あいつも可哀相なヤツだよな~。ま、アキカンだから仕方ないか。」 「今幸せみたいだし、他のアキカンに比べたらマシなんじゃね?」 「そっか~、そうだよな!! ははは・・・!!」 あんかけ 「このトロトロ感は、期待できますね~。温度も34℃。一番リラックスできる温度です。・・・さて、肝心の部分は・・。うん、この粘り具合はいい!!さらに優しく循環し、最適な圧力で包み込む・・・。完璧です!!」 あんかけは満足していた。今までの研究の成果がついに最終段階まで進んだのだ。 「で、では早速、自分の体で実験を・・。」 小麦粉が部屋の中で舞い上がり、優しくあんかけに張り付いていく。それらは勢いを増し、ほど良い熱を持ちながら、ついに全身を包み込んだ。 「この体全体が浮いている感覚。そして、小麦粉に混ぜてあるアロマのかすかな香り・・。とてもよい感じです。」 「あ、ぬぉ~・・。このチ○コが吸い込まれる感覚。素晴らしい!! うっ・・。」 「あ、・・あぁ・・。らめぇ・・。そんなとこ刺激したら、らめぇぇええ!!!!」 射精と同時に小麦粉はどこかに消え去った。 「ふぅ・・。やっぱり最高だね!こんなに気持ち良いものなのに、みんなは防御能力としか見てくれなかったもんな・・。」 「でも、さすがにここまで感度を上げれば・・。グヒヒw」 「あ、そうだ。次郎丸さんと鳩子さんの分はどうしよう? 」 これは問題だった。童貞のあんかけにはサッパリ分からない分野である。 でも、女の子だけ無機質な小麦粉で包むわけにはいかなかった。彼にもプライドがある。彼女たちにも気持ちよくなってもらいたい。 ~2週間後~ あんかけは駅前の繁華街に向かっていた。 路地を少し入ったところで1軒の古い建物がある。 人目を気にしながら、あんかけは地下へと降りていった。 看板には『魔人ご用達、大人の玩具屋』と書いてあった 「おやっさん、例のもの出来たかい?」 「もちろんだ。これだよ。文字通り最新作だ。」 そう言いながら、茶色い紙袋を渡す。 「どれどれ・・。ん?どこが最新作なんだ?店に置いてある方が太くて大きくない?」 「フフ・・。これだから若い者は・・。大きければ良いってもんじゃないんですよ。大事なのはフィット感ですよ。当店の自信作です。騙されたと思って使ってみてくださいよ。」 あんかけは店から出ると、部屋に篭って、手に入れたそれの大きさや形、そして動きを忠実に観察し続けた。 そして、ついに完璧に小麦粉でコピーすることに成功したのだ。 「や、やっと全て完成した!!完全なる防御、完全なる快楽を追求した小麦粉が・・。」 ここ何ヶ月間かの研究の成果、努力の結果が今ここで発揮される!! 死怒美洒巣 「チッ・・。ヘロインが切れかかってやがる。」 手が震えている・・。 自分を「パンクの精神」と崇拝する人間は多い。 だが、この呼び名は嫌いだった。 別にパンクなんか、音楽なんか全く興味はないのだ。 気付いたら、ベーシストになっていて 気付いたら、ヘロインにはまり 気付いたら、客を殴っていた。 何故、引けもしないベースなんか持たされているのだろう? 自分の意思で動いたことなど今までなかった。 というより、自分の意思を持ったことが一度もなかった。 それが怒りを増幅させる。 自分が本当にやりたいこと、そんなものは何もなかった。 何をやっても、そう感じる。 全ては誰かの手のひらの上で踊らされている。 この思考も誰か、いやヤツの思惑のウチだろう。 怒りが欲しい。全てを忘れるくらいの。 本当の自由を手にいれられる程の・・。 胸をカミソリで切り刻む。「FUCK」と かすかな痛みが不思議な高揚感を与えてくれる。 このイラついた感情を吐き出したい。 “全てを破壊せ” ポケットの中にある全てのヘロインをボンペイサファイアのビンの中に入れシャッフルする。 一気にジンを飲み干すと手の震えは止まった 「あぁ、ちょうどいいのが目の前にいるじゃんかよ。」 この怒りは永遠に消えやしない。 こいつらを殴っても何も変わらない。 それは・・・分かっている。 だけど・・・。 もう自分を止めることなんか出来やしないんだ・・・・。 スカラ・カーン 眼前に敵を捉え、漢――スカラ・カーンは、自慢の拳を握りしめ・・・・・・構える。 『魔人拳』 暑さ数十センチにも及ぶコンクリートすら粉砕しうる、彼のその能力を受けた者は数多く その人知を超えた凄まじい威力の前に膝を屈した者も、受けた者達の数だけ存在していた 神速のごときスピードで、薄汚れた廊下を駆ける。 ところどころに付着した毒々しい色の血痕は、先に倒れた味方の血か、敵の血か。 通常の人間であれば、恐怖を呼び起こすその痕跡を目にしても、しかし――彼の心には一瞬のゆらぎもない。 なぜならば、彼は、現希望崎において、最高峰の脳筋バカなのだから。 今、彼の頭の中にあるのはただひとつ。 この自慢の拳を持って、眼前の敵を――粉砕する。それだけだ。 接近するスカラ・カーンに気づいたのか、敵は・・・・・・いや、的は、その両腕を組み、防御姿勢をとった。 だがそれも、無駄なこと。 彼の拳はまさに一撃必殺。いかなる防御も防壁も、彼の能力の前には意味をなさない。 時計の秒針が3度時を刻むころには、全ては終わっている。 勝利は既にスカラの手に 敗者はただ、力なく床に横たわるのみ。 猪狩信吾1 猪狩「あ、あぶないって・・。廊下は走ったらダメなんだよ~。」 死怒「あぁ?もう敵が目の前にせまっているのになに悠長なこと言ってるんだ、てめぇは?いいからそこドケ!!!」 死怒は、猪狩の胸ぐらをつかむと、軽々と放り投げた。 猪狩「イテテ・・。どうしても走っていくというのかい?」 死怒「あたりめーだボケ!!歩いていって反撃されたらどうするんだ?気付かれたら不意打ちの意味ねーだろ?」 猪狩「それでも僕は友達を走らせるなんて危険な目に合わす訳にはいかない。」 猪狩は両手を広げて死怒の前に立ちふさがった。 “ボゴォッ!!” 有無を言わさず死怒の鉄拳が飛ぶ 死怒「ったく・・。何なんだよ。うぜぇ~・・。意味わからね~とこで邪魔すんなよ。」 猪狩(痛え・・。超痛え~。それに怖い・・。殺されるかもしれない。足が震えてるよ。 でも・・、逃げちゃダメだ!!逃げちゃダメだ!!) 猪狩は必死の思いで死怒の足にしがみつく。 死怒「てめぇ~、本気で俺を怒らせやがったな!!番長Gの前にコイツで死んでみるか?あ?」 死怒はついに自慢のベースを取り出した。 とうとう猪狩は観念したように言う。 猪狩「分かった・・。そこまでの決意があるなら、もう止めはしないよ。でも少しでも危険が短くなるように細工をさせてくれないか?」 四方の空間がぐにゃりと曲がる、と同時に前方の景色がせまってきた。 「ふん・・・。」 まだ怒りがおさまらない死怒は、猪狩を蹴飛ばすと番長Gへ向けて走っていく。 ・・・・・。 “プルルル・・・・。プルル・・・。” 猪狩「あ、会長ですか?小竹様の指示通り、死怒の怒りをMAXにさせたまま特攻させました。 スカル「うむ、ご苦労。そのまま次の支持を待て。」 猪狩信吾2 みんな死んだ。 突如現れたあの謎の人間。 過去、いくとどなくダンゲロス・ハルマゲドンの戦いの場に訪れ、状況を混沌とさせてきた、恐ろしい敵の手によって、多くの味方が死んでいった。 だが、戦いは終わっていない。 この戦いは、その乱入者を倒すために行われてるのではなく 番長たちを倒し、この学園に新たな秩序を築くためなのだから だからこそ、猪狩は涙をぬぐって自らの力を使う 勝利をこの手につかむために。死んでいった友達に報いるために 空間をゆがめるこの力を。ただ、仲間と創る新たな世界に向けて――
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新参陣営最終応援ボーナス:229点 『血に染まる雪』 【武論斗さん】 【D・P´0008】 『一流騎士の世界』 ●グリーンアイズ・グリードマインド ●獅子身中の虫 ●悪気はないんです 埴井葦菜と愉快な仲間たち⑦「埴井葦菜の憤慨」 『AチームOPデモ』 『血に染まる雪』 幼い頃の審刃津 志武那は孤独な少年であった。 理由は褐色の肌だ。志武那の母方にアラブ系の血が入っている為である。 子供というのは純粋であり、それ故に残酷だ。 分かりやすい皆と違うところがあるというだけで、子供は容赦なく攻撃するのだ。 「なんかお前、変な色だよなー」 言ってる側としては攻撃という意思は無く、面白がってるだけかもしれない。 だが言われた側としては別だ。少年がそんな言葉を受け流すことが出来るほど精神ができているわけはなく。 結果として志武那は同年代の子供達と距離を取るようになった。 そんな彼に転機が訪れる。家の隣にある家族が引っ越してきたのだ。 新たな隣人は日本人と英国人の夫婦。そしてハーフの娘が1人。 英国人である母親の血を濃く受け継いだ娘は、白い肌に金髪碧眼の見目麗しい少女であった。 少女の名は古門 ソーリス。彼女もまた特異な見た目から、以前住んでいた場所では同年代の子供達から仲間外れにされていた。 それ故に臆病となったソーリス。彼女が何に怯えているかを同じ立場の志武那は痛いほどに理解していた。 そんな2人が仲良くなるのには、そう時間は必要なかった。 そして時は流れ、2人は中学2年生になった。 志武那は歳相応に成長し、また周囲も肌の色程度で差別するような事は減ったので、心許せる友人がソーリス以外にもできるようになった。 ソーリスはソーリスで日本人離れした美貌は周囲の羨望を集め、一躍人気者となった。 尤も、周囲からの扱いが変わるようになっても幼い頃から作り上げられた性格はそう変わることなく、ソーリスは常に志武那の保護を求めるように彼の後を追いかけるのだが。 幼馴染の運命というやつか。2人は小学校に入学してから今に至るまで一度も違うクラスになったことはない。 時期は冬。周囲がもうすぐ訪れるクリスマスに向けて浮き足立つ12月半ば。 「待ってよ、志武那ちゃ~ん!」 下校する為に志武那が靴をロッカーから取り出していると、慌てた様子で階段を下りているソーリスの姿が目に入る。 「あー、ソーリス。足元をちゃんと――」 見ろよ、と志武那が言い終わるよりも先にソーリスは階段を踏み外して見事にこけてしまった。 不幸中の幸いなのは、高さが殆どなかったことだ。酷い怪我にはならないだろう。 ちなみに見えたパンツの色は白。その上に黒タイツを履いており、タイツに透けたパンツという中々に趣深いものを志武那は見ることができた――とはいっても彼にとってはある意味日常風景なのだが。 志武那はため息を吐きながらソーリスの傍に寄り、手を伸ばす。 「全く……起きられるか?」 「うん、ありがとう――っ!?」 志武那の手を取り、起き上がろうとしたソーリスだが足の痛みに顔を顰める。どうやら足を捻ってしまったようだ。 ソーリスの表情と足を庇う仕草を見て、志武那も彼女の状態に気づく。 「保健室に行った方がいいかな‥‥。余計な手間をかけさせる」 「う、うぅ……ごめんね?」 「いつもの事だ。慣れている」 ひょい、とソーリスを抱き上げる志武那。いわゆるお姫様抱っこというやつである。 「し、志武那ちゃん!?」 下校時間とはいえ、学校にはまだ多くの生徒がいる。衆人観衆でお姫様抱っこという状況で、恥ずかしさからソーリスを顔を真っ赤にする。 「あうあう、皆に見られて‥‥こんなの恥ずかしいよー!」 「おんぶし直すのも面倒だ。俺は恥ずかしくないから我慢しろ」 「うぅ……はい……」 元はといえば悪いのは自分だ。ソーリスは覚悟を決めて受け入れる。 それに彼女としてもこのシチュエーションは悪くなかった。‥‥大好きな人にお姫様抱っこしてもらえるのだから。 「えへへ……」 赤面したままだが、少し大胆に手を志武那の首に回すソーリス。そのまま体を志武那へと預け、密着度を上げる。 柔らかな感触が志武那の胸板に伝わる。ん、と小さく志武那が声を洩らすがソーリスはあまり気にしていないようであった。 それから、保健室で治療を受けたソーリスは志武那に背負われて帰宅することとなった。 「えと……その、重くない……?」 「重い、と言ったら軽くなるのか?」 「あぅ……ならないです……」 こんな風に会話をしながら歩く2人。時々、2人の知り合いとすれ違う事もあったが、基本的には暖かい目で見られていた。 何故なら皆知っているからだ――志武那とソーリスはなんだかんだで相思相愛であることを。 ソーリスは志武那の背中に体だけでなく、心まで預け。 志武那はソーリスの温かさに愛しさを覚える。……尤も、ツンデレ体質の志武那がその愛情を表に出すことは無いのだが。 こんな幸せがいつまでも続くと思っていた。 ――その時までは。 「きゃぁぁぁ!?」 突如、辺りに響く女性の悲鳴。 何事かとそちらを見やれば、悲鳴の主だろう女性が倒れている男性に駆け寄っていた。 「そんな……起きて、起きてよ!?」 倒れている男性をよく見れば、胸……ちょうど心臓の辺りから、鮮血が流れているのが見える。 そして、そんな2人を見下ろすように、傘を持った少年がすぐ傍に立っていた。 「まーったくよぉ、クリスマスが近いからってイチャついてんじゃねぇよ。許せねぇ、許せねぇよなぁ」 傘の先端は――赤く染まっていた。 「なぁ、お前もそう思うよな?」 傘を持った少年が志武那らを見る。 直感的にやばいと判断した志武那は即座に逃げようと踵を返すが……何もかもが遅かった。 「まったく見せつけんじゃねぇよ!」 少年が、傘を振るう。傘の先端は志武那への胸元に吸い込まれるように―― 突き刺さらなかった。 「――え?」 「し、ぶな……ちゃん……。逃げ、て……」 危険を察したソーリスが無理矢理志武那を体勢を崩し、その結果――傘の先端が彼女の胸元へと突き刺さったのだ。 直後、騒ぎを聞きつけたのだろう魔人警官が傘の少年を取り押さえる。 「あぁ、くそ……! 全然カップルどもを粛清してねぇのに……!」 だが志武那にとっては傘の少年がどうなろうと最早どうでもよかった。 「おい、ソーリス……? なんの冗談だよ、これ……!?」 彼の腕の中でソーリスの体がどんどん冷たくなっていく。 愛しさを感じた温かみは……もう腕の中にはない。 「ソーリス……! ソーリスゥゥゥゥゥ!!!」 雪が……降り始めた。 降り積もる雪は、しかし血の赤を隠すことなく、赤く染まっていく。 後日、ソーリス他数名を殺した傘の少年に対して裁判が行われることとなった。 結果は無罪。刑法三十九条「魔人の犯罪は能力覚醒直後に限り不問とされる」によって、覚醒直後だった傘の少年は罪を問われることは無かったのだ。 当然だが傍聴席にいた志武那は激怒し――そしてまた、彼も魔人として覚醒することとなった。 「あぁ、そうか。……裁きってのは不公平なものなんだな」 先ほどまで何も持っていなかった筈の手に、天秤がある。 「では、俺が裁こう。……何、俺も罪に問われないんだろ?」 天秤が――傾いた。 【武論斗さん】 面接官「特技はグランドヴァイパとありますが?」 ブロント 「それほどでもない」 面接官「グランドヴァイパとは何のことですか?」 ブロント 「敵に致命的な致命傷を与えられる。色も黒っぽいのでダークパワーが宿ってそうで強い」 面接官「え、ダークパワー?」 ブロント 「ちなみにダークパワーっぽいのはナイトが持つと光と闇が両方そなわり最強に見える。暗黒が持つと逆に頭がおかしくなって死ぬ」 面接官「・・・で、そのダークパワーは当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」 ブロント 「俺がどうやってメリットだって証拠だよ。大体そう言うお前にメリットあるかよ。見ろ、見事なカウンターで返した。調子に乗ってるからこうやって痛い目に遭う」 面接官「いや、当社には襲ってくるような輩はいません。それに人に危害を加えるのは犯罪ですよね。」 ブロント 「自慢じゃないがPT組んでる時に「ヴァナのイチローですね」と言われた事もある」 面接官「浅はかさは愚かしい」 ブロント 「黙想で敵のTPを溜めないでもTP100~300のWSで自由自在の破壊力ばつ牛ンの連携を決めれるんですよ。」 面接官「いい加減にしろよてめーぶっ殺すぞこっちが礼儀正しい大人の対応してればつけあがりやがってよ」 ブロント 「口で説明するくらいならおれは牙をむくだろうな。おれパンチングマシンで100とか普通に出すし」 面接官「このままでは俺の寿命がストレスでマッハなんだが・・」 ブロント 「お前ハイスラでボコるわ・・」 面接官「いや今のハメでしょ?俺のシマじゃ今のノーカンだから」 ブロント 「グランドヴァイパでトドメさすよ」 面接官「おい、やめろ馬鹿」 【D・P´0008】 面接官「特技は完全蘇生とありますが?」 D・P´0008 「はい。完全蘇生です。」 面接官「完全蘇生とは何のことですか?」 D・P´0008 「受け継いだ異能です。」 面接官「え?」 D・P´0008 「同マスの味方を完全蘇生します。」 面接官「・・・で、その完全蘇生は当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」 D・P´0008 「はい。敵が襲われても生き返ります。」 面接官「いや、当社には襲ってくるような輩はいません。」 D・P´0008 「でも、便利ですよ。」 面接官「いや、便利とかそういう問題じゃなくてですね・・・」 D・P´0008 「死んだキャラがもう一度使えるんですよ。」 面接官「ふざけないでください。それにDP2消費って何ですか。だいたい・・・」 D・P´0008 「2ダンゲロスポイントです。DGPとも書きます。ダンゲロスポイントというのは・・・」 面接官「聞いてません。帰って下さい。」 D・P´0008 「あれあれ?怒らせていいんですか?使いますよ。完全蘇生。」 面接官「いいですよ。使って下さい。完全蘇生とやらを。それで満足したら帰って下さい。では死にます。」 D・P´0008 「運がよかったな。今日はDPが足りないみたいだし、女性にしか使えないし、スタメンでも使えなかった。」 面接官「へんじがない、ただのしかばねのようだ」 『一流騎士の世界』 おれは腕力も強いしシマでも圧倒的な影響力と人気を得ていたから希望崎学園にいってもぜんえzんだいじょうぶだと思っていたがやはりそのとおりさすがにナイトは格が違った きうぶざき学園にきた理由はナイトの謙虚さとスペしゃルさを見せつけてやるためにまちがいちがいない 校門を余裕でくぐりぬけたらどうやらおれの汚メアgネにかなうくらいよりちょっと劣るくらいの速さだったからさすがのおれでもほんのすこしビビッた うどやらはんぷくよこっとびをしている事だと理解できたのは日ごろのくんえrんで目がよくなるし力トエイニイングのおかげだとさとったときにはおれはすごく眼がよくなっていることにきづいた 「おいそこのおれと同じくらいのレベウでバックステッポの少年すぐにそこをどいたほうが身のためだぞバラバラにされたくないならどいたほうがみのためdえぞ」 するとピュんぴゅんっていう音がとっまたのはピュンピュンするのがとまった男は忍者のようふくを着てきている事になっていた にnじぇは汚いヒキョウなやつらだからおれはこころの心底からぶんあぐってやろうかと思ったが以外にも隙がないみたいな感じだったのでちょっとよそ見しながらめをあわせた おれがパチンチングマシンで100出す時の百倍のパンチんグをおみあmいしてやろうかと瞬間にギリギリのtあみングではなしかけえtきたのでこまった 「ドーモ、ハジメマシテ。ブロント=サン。サタカです」 「サタカとかいう名前におれのともだちも裏不良界にもいないがなんでおまえはおれのなまえをしっているっていうんだよ? おい?」 「オツカレサマデス。ハルマゲドンに参加しますか」 あたりまえだ俺は裏世界でも十本の指がかぞえられる凄腕ナイトとして有名なナイトのおれがハげるまオdンに参加しないりゆうがないはずがない そもそもおれがたまに学校に行くとみんなが注目するkとはリアルモンクだから当然だが最近みんなやるきない感じのはkしあnとかいうアワレなやつがのさばらっていると聞いたときにまじぶっころしょと考えたときにすでに行動はおわっているんだよ 「やるます!」 すこしかんじがダサさになったところだがこれがおれのユニークなところでもある なんかはやい忍者はおれをとおしたあとすぐにステッポえお刻んでいたのですごくがんばッテることに深い関心をだいたが時間が金なりという名セリフを胸にきざんだ これがダんげロスとかいうへんなのにさんかするはめになったのはきっかけはぜんぶヒキョウな忍者のせいだ 会議にはほととんどおれを必要としないレベルだったからじょこ紹介レスをみていたらなんだとビックリの完全リたーn復活があることに気付いたときにワクワクした ナイトが一番のジョブといってもほんのときどきのたまに死ぬこともあるが死ななくなったらナイト無敵→チームが無敵→戦いの秘訣をきかれる→人気者 おれは一級ナイトの限界を越えた二級ナイトだからみんなのためにおれがしんだら想像を絶する悲しみにチームが悲しむことは想像できるのでおれは完全ふっあつのキュラに会った そいつはヒキョウなジョブだった女だけのみしか相手にしていないとかいっていた おれは生き返らさない事があるといわれたので「おれをいきかえらさないとみんな死ぬよ?」と優しくきいてみたが返答はNO そいつが汚い性格だったと思ったので無視してやろうとしたが話かけられなかったのでおれが無視していることに気付いてないオロカなやつだと決めた 俺は実はででお四天王の一人 だからダンげバゲマルドンがなにかあまり五里霧中しているときでもおれはハるげんdまに参加したしおれは戦闘をきって下段ガートが硬かった ナイトの信頼度は違いすぎるからおれは期待にこたえてやったのは簡単にできる事だった おれがたたかたったカイの未熟者は気の毒なほど見失ってあせっていたので「タイムアップでもいいんだが?」と聞いたらそいつは6ダメージ与える技を使えるらしくてあぶないところdえかみひとえだった 目の前におれを同じタイプのナイトがいたから得意なジュツのひつつのわざにグラットンスウィフトでバラバラする事があることになった しかしおれがまさにヌードメーカーになってハイスラを使おうとしたすんかんに後ろにいたブンブンうるsい女はちオンナがおれの腕をつかんだ事はおれが好きなのだとおもったがおれは孤高の騎士だからモテるのがとうぜんの事といえたのだった いsかしおれの予想とすこしちがっていて照れ隠しだとおもうがすぐに腕をはなして「これは模擬戦だから殺したらダメよ」といった おれはれんsゆうのときでもいつも全力パワーをだしてしまうことが基本だからバラバラに殺さないようにするのがせいいっぱい力をおさえていた そのかいあってLSにふしょうした弱いやつはいなかっただけどひとりのパツギンが瀕死みたいなかんじで倒れていたレイズを掛けたがたちあがらなかったので「なにごとか」と近くのヤツに聞いてみたらそいつは倒れてたヤツとおあじ顔をしてた そのとき初めて耳に聞いたのだがその男はけんぴょうで分裂するスキルを憶えているようでおれは謙虚に褒めたたえてやったら照れ隠しにそっぽむいていたことで照れ屋がおおいところだと知った なるほどおれが一番のナイトであるのはしぜんのせつり だがナイトがすばらしぐすぎてナイトのまねのナイトみたいなのが増えすぎているのはたしかだがやppあり真の一流ナイトは「ヴァナのイチロー」といわれたおれくらいしかいない しかしイチローで思い出したがほかのキュラで野球部のヤツがちゃあほあされているのが気にはいらない そいつはヒキョウに自分はうごかないで他人を背をプッシュするようなキタナイやつだったが押されるエネルギでたくさんすすむという考え方は科学的だ その男以外にも押すだけのやつが二三体いたがおれの家来になるかとおもって話そうとしたらチームが違うとか言って逃げた すぐにおれと比べられうことが恐いのだと気付いたがおれはあえてなにもいわなかったがきっとあいつは本能的に長寿タイプ おれは格が違うから恥ずかしがっうtのあ確定的に明らかだからグラットンソードが最強だから雷属性の左をジョーにヒットさせてKOする日も近い おれにたちに立てつくこすぁんどもは調子に乗ってると裏世界でひっそりと幕を閉じる ●グリーンアイズ・グリードマインド 特殊能力の取材に埴井のもとへやってきた夢追であったが…… 「何よ!そんなに脚を見せびらかして!自慢!?」 「えぇっ!?いえ、あのお話を」 「言っておくけどあたしのほうがよっぽど美脚だからね!そんなんで目立とうったってそうはいかないから!」 「あのせめて話を」 「キャラ被りなんて最悪じゃない!私が目立つのがそんなに嫌なの!?」 「ちょっと落ち着いて」 「蜂さん達!ヤッチマイナー!」 「ギャー!」 ※この後、夢追はD・P´0008の完全蘇生によって事なきを得ました ●獅子身中の虫 新参陣営本部にて、弐之宮と夢追が侃侃諤諤喧喧囂囂の議論を繰り広げている。 「着物なんてもんは“女性は着飾って座ってりゃいい”って精神の象徴だろ!」 「何を言いますか!あんなに綺麗な服は世界中探したってありませんよ!」 「……どうやらお互い譲れないところまで来たらしいな」 「……ええ。微妙に論点ずれてますからこのまま話し合っても決着はつきそうにありませんしね」 「こうなったら俺の『THE JUDGE』でお前の覚悟を試してやろう」 「いいですね、脈絡のない熱血展開。私は好きですよ。でも私がむざむざ技を喰らうまで突っ立っているとでも?」 「お前の速さは知っているが……決めてやるぜ!」 特殊能力を発動させるため精神集中を始めた弐之宮であったが、夢追の行動は弐之宮の能力発動よりも速かった。 (頑張れっ!) 握り拳を固め、心の中で弐之宮の能力発動を応援する夢追。 綺麗に弐之宮の能力を喰らった。 弐之宮晶のTHE JUDGE!こうか は ばつぐんだ! 「痛いっっっったぁぁぁーーーーい!」 「避けんかいっ!」スパァーン 思わず突っ込む朱音。 「で、でも……初めての特殊能力ですし……」ハァハァ 「あんなー……本番ではホント頼むで、ジブン」 「は……はいっ!全力で頑張れっ!って応援します!」 「ええかげんにせいっ!」スパァン 朱音多々喜のハリセン・BON!こうか は ばつぐんだ! 「ウボァー!」 「おいィ?」 「はっ!アカン!あまりのことに加減を忘れてもーた!」 ※この後、夢追はD・P´0008の完全蘇生によって事なきを得ました ●悪気はないんです 校内新聞の記事を書いている夢追を眺める緑風。 (ああ……これで言動がまともならなぁ……) 「どうしました?緑風くん」 「あーっと、何の記事を書いてるんだ?」 「野球の記事ですよ。先日、五郎丸くんが壮絶な投手戦を繰り広げたやつです」 「あぁー。あれ相手チームのピッチャーもよく心が折れなかったよな。バッターの援護がまったく見込めなかったってのに」 「あれぞ熱血球児魂ってやつですね」 「熱血って言やあ秋刀も延長戦最後まで声を張り上げてて大したもんだったよな」 「あれぞ折れぬ男の鋼の魂ってやつですね。えーっと記事の見出しはどうしようかな」 (まともに話してるとやっぱ可愛いなぁ……) 「よしっ!『エースがちんこ対決』っと」 「お前わざとやってるだろぉぉぉぉぉ!!!」 ※緑風の傷心はD・P´0008でも治せませんでした 夢追の家にて。夢追と親友の会話。 「えへへ。『アナフィラキシー・ハック 突発奥義 蜂覆絶討』に『THE JUDGE』、あと『ハリセン・BON!』っと」 「ねぇ……」 「それに『完全蘇生』!今日は色々な凄いことが体験できたなー」 (胃が痛い……) 埴井葦菜と愉快な仲間たち⑦「埴井葦菜の憤慨」 「あんたたち、気でも狂ってるんじゃないの!?」 嫉妬深さに定評のある魔人・埴井葦菜は激怒した。 拠点教室で彼女と相対するのは、仲間たる二人の魔人。 怒られている二人は、訳が分からないよ、といった風な表情を浮かべている。 「なんじゃい、オドレは」 地底の怪物の如き低い声で答えるのは、応援団長魔人・秋刀魚広である。 一年生にして応援団長を務める彼は、硬派で不器用ながらも人望を備えた正しく漢である。 その漢ぶりに惚れた多数の男子生徒のファンを持つ彼だが、今は心なしか困惑した様子であった。 「用件はさっさと済ませてくれない? 私、まんことお話しするほど暇じゃないの」 衝撃的な一言をさらりと言い放つのは、献身的乙女魔人・鶴崎一途である。 彼女は男性器を異常なほど愛し、学内のほとんどの男性器をその膣中に収めていた。 その反動形成とでも言おうか、女性器に対して苦手意識を持っているようであり、今も一刻も早く帰りたそうな雰囲気を醸し出している。 「手短に話してあげるわ。あんたたち、二人とも強いわよね」 悔しいけど、そこは認めるわ。と葦菜が――あの葦菜が言うとおり、二人は一年生陣営でも屈指の強能力者であった。 味方の移動する力を底上げする秋刀と味方に敵と壁をすり抜ける力を与える鶴崎のコンビは、確かに最高峰のシナジーがあると言えた。 だが、強い魔人能力には、それ相応の“制約”がつきものであり、それが葦菜の怒りの原因でもあった。 「それなのに、なんで、このあたしをシカトするかのように『男性のみ』なワケ? ねえ、なんでよ!?」 そう、この二人の能力は、共に『男性のみ』に有効な能力であった。 自分の力を最高のものだと信じてやまない葦菜には、この展開は到底納得しうるものではなかったのだろう。 しかし、能力の習得にはそれ相応の原理があるものだ。制約もそれ準ずるのだから仕方ない。 「ワシの応援は、女子にはウケが悪いからのォ……」 「確かに意味わかんないわね」 「私の愛はちんこにのみ注がれるものだし」 「た、確かに、あたしには、その、ゴニョゴニョは、生えてないし……」 冷たく吐き捨てたり、一転恥ずかしそうに呟いたりしながら、一応納得した様子でいる葦菜。 まあ、能力の可不可にケチをつけることほど不毛なこともない。それは分かっていた。 けれど、真に許せないのは―― 「よおおお! 少し遅れちまっただか?」 「大・遅・刻よッ!」 葦菜の不機嫌の最大の原因が、今やってきた。 その者の名は、蝦夷威もとじ。幽霊を信じないことが特徴の魔人である。 尤も、一年生陣営所属の幽霊少女・梨咲みれんを見た時は頭を抱えていたようが―― 「どうどう、そんなに怒んなや」 「あたしは、馬じゃ、ないっ!」 ぷりぷり怒りながら、葦菜は数日前を思い出す。 あの頃、一年生陣営は最大限に焦っていた。強力な補助能力者を抱えていながら、そのお眼鏡にかなう男性アタッカーが不足していたからだ。 そんなところに颯爽と現れた蝦夷威は、正に『ヒーローは遅れてやってくる』という言葉を体現しているようでさえあった。 「(あの二人の恩恵を受けられるだけでも懲罰モンだってのに、後から来てあたしより目立つとか、万死に値するわ!)」 ただでさえ嫉妬深い葦菜が、こんな格好の獲物を看過しようはずがない。 二人は初顔合わせ以降、出会う度に衝突を繰り返していた(まあ、葦菜から蝦夷威への一方的なものだが)。 今回も葦菜が三人を呼びつけたのは、この問題を白黒つけるためであるらしかった。 「最後にもう一度訊くわ……あたしよりこの男と組むって言うのね?」 「何度も言っとろうが、ワシらの能力は男にしか効かんけぇのォ」 「バナナ大好き♪」 「わはは、俺の方が人気のようじゃの!」 あっ……と、この中では断然常識のある秋刀が止めようとした時には、蝦夷威は既に言い切っていた。 この、嫉妬魔人・埴井葦菜に対する最大のタヴーを――! 「あああああああ、あんた! 言ってはならないことを言ってしまったわね! こうなったら決闘よ!」 言い終わるが早いか、持ち歩いているペット用キャリーバッグの扉を開け、蜂達を解き放つ! そして蜂達が状況を把握する間も与えずに指示を飛ばす―― 「目の前にいるのが標的よ! ぶっ殺しちゃいなさい!」 決闘と言っといて不意打ちの速攻かよ、とか、そういえば最初の方で殺しは嫌とか言ってなかった?、とか、蜂達にも言いたいことは多々あった。 でも言わないのだ。なんだかんだで主人に対して甘いのであった。 とにもかくにも命令通りに蝦夷威に向かって突撃をかけるが――? 「来るか? ならば――ぬうんっ!」 蝦夷威が力を込めると、辺りの雰囲気が一変した。 恐らく能力を発動させたのだろう――その場にいた全員がそう思った。 「っ――止まりなさい!」 途端、葦菜はその能力の異様な圧力を感じ取り、蜂達の侵攻をストップさせた。 この蝦夷威の能力は「死した後、地縛霊となり他人を呪い殺す」というものだが、幽霊を信じない蝦夷威は自分の能力について多くを知らない。 「きっとスゴイ能力なんだべなあ」くらいの淡い認識しか存在しなかったが、それでも彼は己の能力に自信を持っていた。 「止めたか。懸命だやなあ。でも、来んのなら俺がいくべ!」 言うと同時、懐からフライングディスクを取り出す! 自分が中距離を得意としている葦菜の痛恨のミス――相手もまた、中距離を得意とする者であったのだ。 「イヤーッ!」 「グワーッ!」 蝦夷威の放ったフライングディスクは、精確に葦菜の首をとらえた。 躰は紅き噴水と化し、目をひん剥いたままの壮絶な表情の生首が、血だまりにばちゃりと落下した。 これには流石の秋刀もドン引きであった。いや、仲間殺しちゃマズイだろう……と。 「はああン! 蝦夷威君、強いのオ! すごいのオ!」 「わははは! 俺の勝ちじゃな!」 教室の対岸では、勝利に酔った蝦夷威とちんこに酔った鶴崎がずっこんばっこんお愉しみの最中であった。 頭を抱える秋刀。誰か、マトモや奴はおらんのか……!? しかし、ここでふと気付く。葦菜の繰り出した蜂達の姿が見えないことに。 「どこに行ったんじゃァ……?」 キョロキョロと見まわしていると、やがて、ブンブンという独特の羽音が聞こえてきた。 戻ってきたようだ、と思ったのも束の間、別のことにも気付く。 もうひとつ――これは、人間の足音……? 「……ここですね」 死体と性交のひしめくカオスな教室へと足を踏み入れたのは、仮面と白衣を身に付けし存在。 彼の者の名は、D・P´0008。とあるマッドサイエンティストのクローンと言われている。 その出自は一切が謎に包まれているが、一つだけ確かなものがある。それこそが、“受け継いだ異能”――! 「彼女ですね……首の切断面が非常に綺麗です。これならば、難なくイケるでしょう」 呆気にとられる秋刀の前で、テキパキと検視を進めるDP。 やがて葦菜の首と躰とをピッタリ合わせ、能力を発動させる! すると、一瞬の閃光が周囲に煌めいた後―― 「う、うぅ~ん……なに、なんなのよこの赤いの。あと誰よあんた」 「術式は完了です。報酬はキチンといただきますよ」 復活した葦菜の疑問を華麗に無視し、すっくと立ち上がって教室を出ていくDP。 そう、このDPの能力は、ズバリ『完全蘇生』である。 数多の魔人が所属するこの希望崎学園においてもいっとう稀有な能力者であり、葦菜が殺された直後、その存在に気付いた蜂達が連れてきたのだ。 「確か、蝦夷威のやつと戦ってたんじゃなかったかしら……」 だいぶ状況の把握が進んできたらしく、蝦夷威を探して視線を彷徨わせる。 すると、鶴崎と絶賛結合中の蝦夷威と目があった。 その痴態に「ひっ」と目を背けるが、一方の蝦夷威は信じられないものでも見ているかのように葦菜から目を離さない。 「う、嘘だべ……死んだ人間が、生き返るだ……べ……!?」 「ねェ、続きしよぉよお?」 「ゆ、夢に決まってんだべええええええええええええええ!」 思考がパンクしたらしい蝦夷威は、繋がったままの鶴崎ごと教室を飛び出して何処かへ走り去ってしまった。 後に残されたのは、イマイチ釈然としない葦菜と早くおうちに帰りたい気分の秋刀のみ。 秋刀は未だポカーンとしている葦菜に、締めの言葉をかけた。 「まあ、なんじゃ……蝦夷威は逃げたけぇの、オドレの勝ちでえんじゃのォか?」 「な、納得いかねー!!」 埴井葦菜の憤慨も、尤もであった。 <終> 『AチームOPデモ』 =新参陣営総本部= 「なー、Bチームの連中知らねえ?」 「なんか、前哨戦だそうですよー」 「へー。んじゃ、俺等もいっとく?」 「そうはいっても、もうだいたい片付いちゃってますよ?」 「心配ゴム用。ほれ、第二波だ」 BGM:『恋の積尸気冥界波~僕は魚座に恋をした(Ver.ReMIX)』 ◆ 「支配を求めるのは、決まって古い人間ね」 皮膚が焼ける。肉が裂ける。頭蓋は砕け、脳漿が吹き出す。 …否。そこにあるのは、ただ痛みだけ。全くの無傷のまま、呻き、のたうち、事切れる。 「苦しいでしょう?辛いでしょう?あの子は、きっともっと辛かった」 【二之宮 晶】ーー保有痛覚『THE JUDGE』. ◆ 「ヒャッハァーー!死にやがれェー!!」 飛びかかる雑魚生徒、その数、十。 四方八方並びに上下、もはやそこに死角はない。はずだったがーー、 「うらうらうらうらぁぁーーーーーーー!!!!!!!!!」 包囲網に穴が開く。ひとつ。ふたつ。 やがて十の敗者が転がり、ひとり立っているのは、戦場に飢えた獣。 「うっひょー、いいねえ!どいつもこいつも、俺がブッ潰してやるよ」 【浦 優輝】ーー保有暴力『TNN(調子のんな)』. ◆ 「いいから野球しようぜ!」 ボールを投げる。当たる。ボールが返る。ボールを投げる。当たる。ボールが返る。 神掛かり的な一方的キャッチボールの末うまれた、九人の犠牲者。 「よっしゃあ、ゲームセット!ノーヒットノーラン、コールド勝ち!」 「…あ?おう、いいぜ!向こうの群れへ行くんだな?せーのっ」 【五郎丸 卒塔婆】ーー保有投法『魔人球』. ◆ 「ばーか、こっちじゃねえよ、五郎丸!」 突如飛んできた流れ球から、男が飛び出した。 二本の筆を振りかざし、その空間に芸術を作り出す。 美しい黒が、雑魚生徒の四肢を切り離した。 「あー、くさくさする。憂さ晴らしでもせんとやってらんねえぜ」 懐から引き抜いた書がはためく。 「離散」「爆散」「雲散霧消」 爆音と共に、周囲一帯のものが消し飛んだ。 「ひっひ、…あーあ、収まらねえなあ」 【道之せんとう】ーー保有書道『全方位不機嫌』. ◆ 「フレ”エ”エ”エ”エ”エエェエェェェエェ、フレ”エ”エ”エ”エ”エェェェエェェエエエェエ、しいいいぃぃいいぃんんんんんざああああぁぁぁあぁぁああん!!!」 「うるせえェーーーーッ、黙りやがれッ、こんちくしょォーーーーッ!!」 「おう貴様、魂の応援を愚弄するんか、おぉ?」 その体躯、殴る為、蹴る為にあらず。 その体躯、他者を奮い立たせる為に在り。しかして、他者を奮い立たせる為に殴り蹴る時、その膝をつかぬ者などいない。 他数名を巻き込んで、雑魚生徒はバラバラに吹き飛んだ。 「お”お”お”おおおう、フレ”エ”エ”エ”エ”ェェェエエェェェエエェエエエエ」 【秋刀 魚広】ーー保有声援『他者を応援することを通し己を応援する。それが“応援”ッ!』. ◆ 「いいねえ秋刀!よっしゃ、テンション上がってきたぜ!」 疾走する少年は、何かに躓き盛大に転んだ。多くの者を巻き込んで。 桃、桃、桃、時々あわび。 「む!これは…とんだTo LOVEる…!!」 何の因果であろうか、女性雑魚生徒の半数以上が、彼のもとに引き付けられていた。惹き、ではなく引き、である。コレ重要。 「きゃーー!!もう、これいったいなんなのよ!?」 周囲の男共がたまらず飛び込むが、流れ弾とか隕石とかに阻まれて、一向にたどり着く気配はない。 そこに男は彼一人。資格を持つ者のみ立ち入れる、桃色領域である。 【一 一】ーー保有ラブコメ『To LOVEるメイカー』 ◆ 「ねえ君、その肩パッドすっごいお洒落だね♪」 「ありがとうございまッすゥゥゥ、これ友達料ッすゥゥゥ」 死体うずたかく積み上がる戦場で、不気味とさえ言える和やかな雰囲気があった。 狂信的にお布施を入れる雑魚生徒の顔面を蹴り飛ばしながら、愛想を振り撒く少女。 このような光景が、どうして和やかに見えるのだろう、しかし、そこにあるのは皆の笑顔だけである。 「本当ごめんね、友達なんだし、許してねー」 【寅貝 きつね】ーー保有コミュ力『友達屋』 ◆ 「ははは、私は怪盗!魔人怪盗である!」 滑空するグライダーから颯爽と飛び出す白銀紳士。身構えるAチーム。 「あなた方の体の一部に魔人爆弾を仕掛けました!外せばボカン!外さずともボカン!うひゃひゃ、木っ端微塵になるがいいですよ!せーの、ボッカーン!」 戦場が静寂に包まれる。 「…ボッカーン!」 やはり何も起こらない。そこへ歩み寄る妙な男。歩を進める度に、可愛らしいリボンが上下に揺れる。 「やれやれ。紛い物の怪盗など、私にかかればただの阿呆だな」 【紫野 縁】ーー保有眼力『イビルアイ』 ◆ 「うおおおい、あんなとこに薬草落ちてるぞーー!!!」 「よっしゃあああ、いっただきいいいい」 のそり。薬草が立ち上がり、こちらに向き直った。 「おうワレェ、ブリ大根食わねえかィ」 言うなり、雑魚生徒の口にブリ大根が突っ込まれる。 「うんめええええ、すっげええええなんだこれ!あ、お前死んどけええええええ!!!」 「ぎゃああああ、てめー味方に何すんだああああああ」 「…人を動かすものがなんだかわかるか?それは金でもなければ食いモンでもない。心、だよ」 【大魂】ーー保有人生『とろっとろにとろけたブリ大根食わせるぞワレェ!』 ◆ 「はあああ痛い!ああ!痛い!あっ、あっ、はあああん」 目、脛、みぞおち、股間。敵の攻撃全てを、自身の急所で受け止める者がいた。 「いやー、ああ痛い!素晴らしいな!君達も一緒に行こう!幸福の世界へ!」 「うあっが、げぎゃあぁああぁぁっぁぁあっぁぁぁ!!!!!!」 その痛みで失神している一方で、その痛みで失禁している男。同じ痛みで、こうも差が出るものなのか。 彼もまた、新参陣営Aチームが一人である。 【伊丹 護】ーー保有信仰『繋がる世界』 ◆ 「ねえ貴方!ふくしってさ。どういう意味だと思う?」 一見穏和そうな少女の問いに、ついつい返事をしてしまう。 「いきなり何言ってんだ…んー、ふざけんなクソヤロウ死んでしまえ、の略だな!なんつって。ひゃっh」 「あ?ふざけんなクソヤロウ死んでしまえ!!!」 何が彼女の琴線に触れたか、その刹那、彼の胴は三つに分かたれていた。 「て、てめぇー、俺の相棒に何しやがった!?ゆるさねェーッ」 問いかけ。捕捉の合図。彼女に声を掛けられれば、それすなわち絶命を意味する。 「ねえ!貴方はどう?ふくしってさ。どういう意味だと思う?」 【己木樹来貴生】ーー保有正義『ふくしってさ。』 ◆ 「はあっ!ふっはっ!」 右、左、そして右。目にもとまらぬ速さで道を阻む、忍者が一人。 「てててめェ、ここ通しやがれ!」 「ちくしょう、こうなりゃ強行突破だ!!」 特攻を試みた雑魚生徒の腕が吹き飛ぶ。 「ひっ、ヒィ!!!?」 「なっ、ならこいつで蜂の巣にしてやるッ!!」 「馬鹿!やめろォーーッ」 呼び声虚しく、跳弾に貫かれる雑魚生徒達。 凄まじき速度の反復横跳びは、何者をも受け付けぬ究極の壁となっていた。 「ふっはっ!とうっ!…ふう、325回か。うむ、今日は自己ベストが出せそうだ。そろそろ、俺の分身会得の日も近いかな」 【左高速右】ーー保有忍法『高速反復横跳び』 ◆ 男の拳、そして男の拳。二つが混じり合った時、そこにうまれるのは真剣勝負である。 「へっ、てめえ…やるじゃねえか…」 「貴様こそ、ここまで骨のある奴だとは思わなかったぜ!いくぞ、タイグァー、アパカッ」 真剣勝負?否、これは戦争である。あらゆる手を尽くした者こそが、勝利の喜びを獲得する、非情な戦場。 「なっ、なんだァ、コレはッ…み、身動きが取れねぇ…!!」 「悪いがな、俺はもう格闘家じゃないんだ。あんたもストリートファイターだ、わかるだろ?」 「う、うわあーッ!こっちに来るんじゃねェーッ」 【ロッキー池田】ーー保有奥の手『溢れ出るこの思い』 ◆ 一枚のフライングディスクが、戦場を横切る。 四肢を断ち、胴を断ち、その軌跡は死体によって彩られる。 「隙在りッ!!そこだァッ!!」 しかし雑魚生徒といえど、やはり三年。油断は禁物なのだ。心の臓を貫かれ、絶命する少年。 「ヒャッハー、一人ブッ潰したぜェーーーッ!」 「お、おいお前…後ろッ…」 「あァ?」 雑魚生徒の顔から生気が抜ける。取り殺された…! 駄目だ。逃げろ。 いや、既に遅い。そこにいた雑魚生徒は、もう、皆死んでいた。 「な、なんだよコレよー!俺、死んでんべ!?何コレ!得しちまったようっひょー!」 【蝦夷威もとじ】ーー保有怨念『限地の誘冥人』 ◆ 「み、皆さん頑張って…!私に出来るのは、これだけだけど…!!」 無防備にも丸腰で、必死に祈り続ける少女がいた。 手柄を焦った外道雑魚生徒が群がる。 「こ、来ないで下さい!」 壁際に詰められた。下衆めいた笑みを浮かべ襲い来る雑魚生徒。しかし。 壁からの斬撃。一人の男が現れ、彼女に微笑みかけて、去っていく。 「…頑張って下さい…!!」 彼女は祈り続ける。戦地を駆ける、愛する人の為に。 【鶴崎 一途】ーー保有愛情『DressUp4U』 ◆ 「ヒャッハァー!馬鹿共め!本拠地が丸腰だぜ!ブッ潰してやる!!」 「…留守番していて良かったよ。僕の能力に、今回出番は無さそうだが」 「グッギャァアアアーーーッ」 もぬけの殻となる総本部を、その双肩に担う者。 彼は何を思い、何を知るのだろう。 【D・P´0008】ーー保有宿命『完全蘇生』 ◆ タイトルデモ 『魁! ダンゲロス 新参Aチーム』 『38%の確率で野球しようぜ!』 朱音「なんやこのタイトル!38%ってなんや!しかも間にあっとらんやんけ!」 五郎丸「いいから野球しようぜ!」
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シスイの協力者であるDr.スカルが率いる秘密結社シルバースカルの機体。 独自の理念で機体設計を行っている。 そのため全体的に機体の生産性は高くない。 パイロットスーツは特殊合成金属のスーツを用いる。 魔力適正が低い場合はスーツを用いない場合もある。 レリアス ソフロニティス オブシディアン ソフロレリア
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『小さな花』☆『空 プール』☆『プリンセスとナイト』☆『刹那♂×刹那♀』 ☆『風香×史也SS風』☆『カモがネギを背負ってやってくる』☆『屋上にて』 ☆『刹那 バッドエンド(?)』☆『刹那 挙式』☆『千雨♂×夕映』 ☆『月読♂×千草』☆『決して結ばれない恋』☆『大きな背中』 ☆『夏×コタ美』☆『いつもそばにいるよ』☆『アナタと歩く、帰り道』
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bn13129.2 ↑意味不明な部屋に迷い込みました↑ bn13353.3 ↑う~ん、意味不明ですね↑ この意味不明な部屋について情報提供求む!! [JONY]BICHIにフレンドが付いてるのはバグって付いただけです。 -- ビチ (2008-11-11 10 39 38) 関係ないけど我慢してくださいねオンライでホスト立ててくれない? -- ? (2008-12-08 12 14 16) 名前 コメント
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罪人引きのエルザナ 1シンボル1コス サーヴァント-エルフ この者のコンバート終了時、自分ワールドよりサーヴァントを一枚休息状態で自分サーバーに置く 1/1 FT:まずは木々が生まれ、その守護者が罪人を引いた 緑の軽量サーヴァント。 効果はシンプルだが汎用性が高く、「緑は混色にしやすい色」の論拠にもなった。 特徴エルフは緑サーチスペルの「森の宴」に対応しており序盤から後半まで腐ることがない。 効果の発動条件はコンバート終了時であるためリアニメイト効果ほぼ全てに対応しており応用性は段違い。 サーバーにある時に発動する効果も多いためwwt-p三大アドカードと言われている。 基本的に、序盤に出すことが出来れば、ターンアド、場アド、サーバーアドと莫大なアドを稼ぐ。 効果対象候補 寄生虫パラセノイア-除去 罪人引きのエルザナ-展開 ガシャドクロ-デコイコンボの補助 採用デッキ ・虫コン ・エルフビート ・オンリーマイターン ・ガシャドクロ ・ミドロック
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準決勝戦:試合場【廃村】結果 このページではダンゲロスSS3準決勝戦、廃村の試合結果を公開します。 投票結果 試合SS キャラクター名 得票数 準決勝戦【廃村】SSその1 黄樺地 セニオ 26票 準決勝戦【廃村】SSその2 偽原 光義 5票 コメント 「それでは廃村のナイトメアマッチ・投票状況について、大会実況の私、佐倉光素と」 「解説の埴井きららが紹介するよ!」 「いよいよ大会も準決勝戦!熱い戦いでしたね!」 「どっちも惜しげなくババーンと熱を込めた試合だったね!」 「1万8千字と2万3千字ですからね!」 「コメントも票も、どっちにも来たけど」 「結果は終始、黄樺地選手がリードをし続けました」 「偽原さんには投票期間がだいぶ過ぎてからも票が入っていたけど……」 「今大会のルール上、得票数には含めませんでした」 「みんなにしっかり注目されてたんだね!うん!ほんと凄かった!」 「ということで準決勝戦、廃村の試合を制したのはー」 「「チャラ男×凡人の王!黄樺地セニオ選手です!!!」」 「「おめでとうございまーす!!!」」 黄樺地 セニオ 内容もさることながら、最後の一文が、SS3史上最強の一撃なのではと思わせるほどでした。思わず声を上げてしまった。 オールスター出演からのその破壊という恐るべき絶望、そこからの目覚めるセニオのアツいこと! ブレイクアウトのコピーVSかつての襤褸王を思わせる偽原クライマックスフォームの威容と、非常に燃える展開でした! 決着の救済に到るまで、ノンストップで読ませていただきました! セニオの行く末も含め、決勝が本当に楽しみです! その2も、『中の人対談』という身の毛もよだつ奇策にはかなりグラつきましたが……でも最初にタイマンで2万字書いたバカはたぶんぼくなんだなスマンね。 どちらも途轍もないファントムだったけれど、結末の秀逸さでこちらに。各所に仕込まれたネタもなんとも言えない勢いがあったと思う。 廃村の戦いは、その1その2が奇跡的なシンクロをみせたバトルであったように思います。各所でお互いのSSの肝となる部分に打撃を与え合い、なんとか相手の勝ち筋を上回ろうと工夫が凝らされており、両者とも大変面白く読まさせていただきました。投票の決め手となったのは、最後の最後、SSその2で偽原さんが世界の救済を謳ってしまったことでしょうか。SSその1からSSその2に対しての綺麗なアッパーカットになってしまっています。投票先を迷った際、この一発を無視することはできませんでした。甘いガードを貫く美しい手際は見事です もう…休載してもいいんだよ… どんでん返しにどんでん返し、次々に回収される伏線に能力のフル活用。何よりもチャラ王セニオとファントムの化身偽原をカッコ良く描ききったこの作品に一票。 両者とも難産だった様子が伝わってくるSS。オチの"作者都合により救済"で持っていかれたのでチャラ男に1票wってかマジヤバクネwパナクネーwwハンパナクナクナクナクネーw なんだこれ迷う・・・! 最後がハッピーエンドっぽくなってるから騙されるけど、中盤の残虐シーンがいちばん筆がのってるよね。ハレル……アメちゃん……。こんなのひどいよ……。トリニティを出してくれたらもっと良かったです! 準決勝緒戦は屈指の名勝負。どちらも一回こっきりの切り札を使ってきて、しかもその切り札がちゃんと噛み合っているときた。 さんざん悩んだけれど、努力・友情・勝利というジャンプ三大柱を地でいく展開を見せてくれたSSその1は、だからこそ『ジャンプを上っ面でしか見ていなかったファントムルージュ』に勝つべきだと思ったのでこちらに。 ファントムルージュ被害者(+α)による、偽原光義対 策会議――! ゾルテリア「なんで私呼ばれてないん?」 チャラ男はやっぱりカッコイイ ファントムルージュの恐ろしさを知っているこまねがセニオに力を貸すほうが自然 金の為に世界を的に回るのは某暗殺者くらいなのでは… 面白さでは甲乙付け難かったので、偽原さんが救済されてほしいという願いから此方へ。 文章的にはファントムさんのほうが好きでしたが、世界の敵は自分じゃないという理屈は納得行かなかったし、あの設備をどうやって準備したのかなども引っかかった。一方セニオは要所要所で上手さが光ったので票はこちらに投じさせてもらいます。 心が洗われるような素敵なリョナでした。ごちそうさまです。 ファントムルー……ファッ!? ファーwwwwwwウェーイwwwwwwファントムルージュウェーイwwwwwwwマジガチでテンション超↑↑ウェーイwwww ファントムルージュ被害者の会の勝利だぁー!いや、頼む、どうか勝ってくれ! ウェーイwww 偽原 光義 絶望への道筋がすごい上手く、合理的だった。とても面白かったでゲス どちらも良かったので、判断は減点法にて。その1は偽原が他の参加者を何人も倒しているが、強すぎて説得力が薄い&倒されたキャラの格落ちが感じられた。多対一では勝てないだろうし、一対一の連続でも最後にはぼろぼろの状態で最後の一人と闘い勝利する事になるので。また、『世界最強の能力者』というフレーズを背負うのは能力バトルにおいて非常に重く、マイナス面を感じた。この2点が引っかかった。その2はこまねを始めとする他の参加者協力がややご都合主義に感じられた。ハレルはフェイクではなく本物でも良かったのでは。 ここにきて外道度を軽減してきやがった! 策士! SS1の無自覚で無邪気な世界の敵と迷ったのですがやはりラスボスとしての風格が段違いでしたのでこちらに。
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